2017年4月6日

猫犬オルタナティブ3

 佐藤みのり(繊維)
猫犬とは一体どんな生き物なのでしょう?
美術館の猫犬は子犬のような子猫のような。行儀よくお座りした賢そうな姿をしています。
でも、それだけではよく分かりません。土方久功は絵本も書いた人ですから、猫犬にも何かストーリーがあるのかもしれません。

わたしのところでは何ともゆるい感じの猫犬が出来上がりました。
抱きかかえられるフォルム。触って楽しめる柔らかさ。この子は先祖代々血統書付きの猫犬です。わんにゃーんと鳴きます。得意技は肉球パンチ。好きな食べ物はカリカリです。
 
 山田春美(ガラス)
てっきり、透明な猫犬を想像していたら、黒ガラスとは、意表を突かれました。(コメント未着)
 
追記(コメント到着):今回の展示にお誘い頂いて、初めての猫犬を拝見しました。
「この生き物は『ワン』と鳴くのか?『ニャン』と鳴くのか?」そんなことを考えながら制作していました。南国の湿っぽい空気をまとう不思議な生き物の雰囲気には、黒く不透明なガラスの艶かしい質感が合うように思います。